自分の付加価値を高めることについての考察
北尾吉孝著の「何のために働くのか」を昨夜読んだ。
何度も読んでいるがそれだけ人生に対する機知に読んだ書物で
あるので、読み応えがある。
欧米では自分のvalue(価値)を高めるためとしているが、
日本人は、天を相手に、また魂を磨き人間力を高めるために
仕事をしているという考えがこの本で提示されている。
私は社会に出て、5年働いたが、この内容には賛同せざるを得ない。
自分が働いた分、報われたという出来事がないと仕事を続けていくことは
難しい。自分では精一杯取り組んでいたつもりだが、やはり抜け等
どうしようもない部分があったと自覚している。
完璧に出来るのと、出来ないとの差は何か?
本著では、憤の文字を心に抱けるかということが
書かれていた。会社の社長であれば、社長のピンチは
社員全員のピンチ、総理大臣であれば、日本国民全員のピンチである。
そこで、義憤が生まれるか否か、
私利私欲に塗れない行動が出来るかが
人間的に成長した大人か、小人かに分かれる境である。